UCOM、データグリッドの採用で加入者データの処理速度を向上

インターネット事業者のUCOMは、IP電話サービスのシステム基盤を刷新。パフォーマンスを高めるためにオラクルのインメモリ・データグリッド製品を採用した。

» 2011年11月21日 12時53分 公開
[ITmedia]

 インターネット接続サービスを提供するUCOMは、加入者情報の処理速度を向上するためにIP電話サービスの基盤を刷新した。システムを提供した日本オラクルが11月21日に発表した。

 UCOMが採用したのは、インメモリ・データグリッド製品「Oracle Coherence」。IP電話サービスのシステム構成の一部であるSIP(VoIPなどの音声通信のIP化で用いられるプロトコル)サーバに実装することで、システム導入コストを半減したほか、加入者の契約状況や位置情報などのデータを登録・確認する性能が約2倍に改善した。

 システム構築においては、従来のSIPサーバで利用・管理していた加入者情報をそのままのデータベース構造で利用するため、移行リスクを抑えることができたという。

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