「HP Storage」シリーズの新製品として、重複排除バックアップストレージモデルや、新しい共通プラットフォームを採用したファイルサーバなどを発表した。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月1日、ストレージ製品「HP Storage」の新製品となる重複排除バックアップストレージ製品「HP B6200 StoreOnce Backup System」および、新しい共通プラットフォームを採用したミッドレンジ向けのファイルサーバNASアプライアンス「HP X5000 G2 Network Storage System」、Microsoft Exchange Server 2010に最適化した統合型アプリケーション「HP E5000 G2 Messaging System」を発表した。
HP B6200は、同社のディスクバックアップソリューション「HP StoreOnceファミリ」の最上位機種で、マルチノード対応やスケールアウト型のモジュール設計により、中小規模から大規模企業、「ビッグデータアプリケーション」までのデータ保護に対応するという。またサーバノードやアクセスパスを含めて冗長化され、高い可用性を備えるほか、複数のリモート拠点のバックアップを同製品1台に集約することで、災害対策手段としても活用できるという。
HP X5000 G2は、HP Storageで今後の共通になるという新開発のプラットフォームを採用。Windows Storage Server 2008 R2 Enterpriseを搭載した2台のサーバと16台のHDDで構成され、ストレージ容量は、外付けディスクエンクロージャを追加(最大4台)することにより、9.6テラバイトから約100テラバイトまで拡張できる。HP E5000 G2は、Exchange 2010に最適化したハードウェア構成となり、ソフトウェアやサポートを含めた“ワンストップ提供”モデルとなる。導入支援ツールを使って既存環境にも短時間で導入できるという。
主な製品ラインアップと価格は次の通り。
製品名 | 希望小売価格 |
---|---|
HP B6200 StoreOnce Backup System(最小32テラバイト構成) | 2100万円から |
HP X5520 G2 Network Storage System(最小9.6テラバイト構成) | 451万5000円から |
HP E5300 G2 Messaging System | 504万円から |
HP E5500 G2 Messaging System | 559万6500円から |
HP E5700 G2 Messaging System | 877万8000円から |
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