日本HP、重複排除機能を持つバックアップストレージなど3製品を投入

「HP Storage」シリーズの新製品として、重複排除バックアップストレージモデルや、新しい共通プラットフォームを採用したファイルサーバなどを発表した。

» 2011年12月01日 18時39分 公開
[ITmedia]
HP B6200

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月1日、ストレージ製品「HP Storage」の新製品となる重複排除バックアップストレージ製品「HP B6200 StoreOnce Backup System」および、新しい共通プラットフォームを採用したミッドレンジ向けのファイルサーバNASアプライアンス「HP X5000 G2 Network Storage System」、Microsoft Exchange Server 2010に最適化した統合型アプリケーション「HP E5000 G2 Messaging System」を発表した。

 HP B6200は、同社のディスクバックアップソリューション「HP StoreOnceファミリ」の最上位機種で、マルチノード対応やスケールアウト型のモジュール設計により、中小規模から大規模企業、「ビッグデータアプリケーション」までのデータ保護に対応するという。またサーバノードやアクセスパスを含めて冗長化され、高い可用性を備えるほか、複数のリモート拠点のバックアップを同製品1台に集約することで、災害対策手段としても活用できるという。

 HP X5000 G2は、HP Storageで今後の共通になるという新開発のプラットフォームを採用。Windows Storage Server 2008 R2 Enterpriseを搭載した2台のサーバと16台のHDDで構成され、ストレージ容量は、外付けディスクエンクロージャを追加(最大4台)することにより、9.6テラバイトから約100テラバイトまで拡張できる。HP E5000 G2は、Exchange 2010に最適化したハードウェア構成となり、ソフトウェアやサポートを含めた“ワンストップ提供”モデルとなる。導入支援ツールを使って既存環境にも短時間で導入できるという。

 主な製品ラインアップと価格は次の通り。

製品名 希望小売価格
HP B6200 StoreOnce Backup System(最小32テラバイト構成) 2100万円から
HP X5520 G2 Network Storage System(最小9.6テラバイト構成) 451万5000円から
HP E5300 G2 Messaging System 504万円から
HP E5500 G2 Messaging System 559万6500円から
HP E5700 G2 Messaging System 877万8000円から

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