ホリデーシーズンの米ネット販売売上高、「送料無料」で記録更新――comScore調べ

感謝祭明けの「サイバーマンデー」の売上高は過去最高の12億5000万ドル。調査ではユーザーの36%が無料配送しないサイトでは買い物をしないと答えた。

» 2011年12月06日 12時43分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社のcomScoreは12月4日(現地時間)、米国のホリデーシーズンの最初の32日間(11月1日〜12月2日)におけるネット販売売り上げに関する調査結果を発表した。この期間の売上高は前年同期間より15%増の186億9700万ドルで過去最高だった。

 ネットユーザーが1年で最もオンラインショッピングをするといわれる「サイバーマンデー」(感謝祭明けの月曜日。今年は11月28日)の売上高は12億5000万ドル。それに続く29日と30日もそれぞれ売上高が10億ドルを超えた。サイバーマンデーの売上高は、オンライン販売の1日当たりの売上高として史上最高だった。

 comScoreは、無料配送サービスが売り上げ増加の大きな要因になっていると指摘する。無料配送サービスは昨年より10%増加しており、感謝祭の週の取引の64.4%、「サイバーウィーク(サイバーマンデーで始まる1週間)」の取引の63.2%に無料配送サービスが適用されていたという。

 同社が11月29日〜12月1日に1013人を対象に行った調査によると、回答者の36%は無料配送が「非常に重要で、なければ購入しない」と答え、42%が「やや重要。無料配送サービスを積極的に探す」と答えた。また、約半数が、チェックアウトの段階で送料が掛かるのが分かった時点でショッピングカートをキャンセルすると答えた。

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