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» 2011年12月08日 19時14分 UPDATE

ジャストシステムが「一太郎」「ATOK」の最新版発表、電子出版機能を搭載

2012年版の「一太郎」および「ATOK」の2012年2月に発売する。

[國谷武史,ITmedia]

 ジャストシステムは12月8日、日本語ワープロソフトの最新版「一太郎 2012 承」シリーズと日本語辞書ソフトの最新版「ATOK 2012」を発表した。いずれも2012年2月10日に発売する。

 一太郎 2012 承は、伝統的な日本語の様式への対応強化、および電子書籍の最新フォーマット「EPUB 3.0」への対応を図った。「製品名の“承”に日本語文化を承継し、未来のあり方も示したいという気持ちを込めた」(コンシューマ事業部企画部の大野統己氏)という。

just1208-0.jpg 「一太郎 2012 承」シリーズおよび>「ATOK 2012」

 最新版での一番の特徴は、原稿作成・編集画面の右側にあるパレットになるという。従来版では各種の編集機能を利用するのにタブを切り替える手間があったが、最新版ではパレットから必要な機能を呼び出せるようにした。機能面では原稿用紙への名入れ、ふりがなの割り当て、連番の設定、脚注の指定、準仮名や漢文、異体字の利用がこのパレットから行える。予め設定した文字数に対する入力済み文字数をカウントする機能も搭載している。

just1208-1.jpg 一太郎 2012 承のインタフェース

 またEPUB 3.0は、縦書きなど主に日本語表現の拡張を図ったもので、国際標準として策定が進められている。10月に最終推奨仕様が提案され、一太郎 2012 承はこの仕様にほぼ準拠するという。大野氏によれば、既に出版業界向けなど“プロ向け”にはEPUB 3.0に準拠する製品が登場しているが、個人を含めて多くのユーザーを対象にした本格的な製品としては、一太郎 2012 承が初めてになる見込み。

 同社は個人向け電子書籍サービス「パブー」を運営するpaperboy&coと提携。一太郎 2012 承で制作した電子書籍を同サービスで配信できるようにするなどの検討を進めている。

just1208-2.jpg EPUB 3.0に準拠したコンテンツの制作から流通までの環境整備を進める。ビューワも2012年以降に数多く登場することが見込まれるという

 ATOK 2012では新たにクラウド連携機能を取り入れ、社会の旬のキーワードをインターネット経由でユーザーに配信する「ATOKキーワードExpress」を提供。同社の自然言語処理技術で抽出したキーワード候補の中から同社が選定を行って、ユーザーの辞書データベースに配信・登録する。最新版ユーザーは無償で利用でき、更新頻度も週に3〜4回ほどを予定しているという。

 このほか、新しい辞書エンジンを採用したことで予測変換の精度の向上や校正支援機能の強化も図った。「PCのスキルに左右されない使い勝手を目指した」(コンシューマ事業部企画部の大野統己氏の井内有美氏)とのことだ。

just1208-3.jpg 話題になり始めたキーワードはすぐに配信される

 製品価格は、一太郎 2012 承が2万1000円、画像編集ソフトの「花子 2012」やメールソフトの「Shuriken 2012」をバンドルした「一太郎 2012 承 プレミアム」が2万6250円、OCRソフトやハンディスキャナをバンドルした「一太郎 2012 承 スーパープレミアム」が3万4650円。ATOK 2012は8400円からとなっている。

関連キーワード

2012 | 一太郎 | ATOK | ジャストシステム | EPUB 3


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