Microsoft、Windows Phone部門社長交代 アンディ・リース氏は新ポストに

スマートフォン市場で苦戦するWindows Phone部門の新社長にテリー・マイヤソン氏が就任し、アンディ・リース氏は新設される“Windows 8とWindows Phoneのインパクトを最大限にする”ための新ポストに就く。

» 2011年12月13日 09時28分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは12月12日(現地時間)、Windows Phone部門の組織改編を発表した。同部門社長のアンディ・リース氏が新設されたポジションに移り、後任として、Windows Phone Engineering担当副社長のテリー・マイヤソン氏が新社長に指名された。

 andy アンディ・リース氏

 スティーブ・バルマーCEOは発表文で「Windows PhoneとWindows 8の2012年のインパクトを最大限にするためのスピード重視の任務をアンディに依頼した」と語った。リース氏はバルマー氏の直属となる。

 リース氏は1990年にMicrosoftの英国本社に入社。販売、マーケティング、サービス部門を経て、2010年10月に新設されたWindows Phone部門の社長に就任した。同部門でリース氏は、Windows MobileからWindows Phoneへの戦略変更および「Mango」のリリースを率いた。

 terry テリー・マイヤソン氏

 マイヤソン氏は1997年に、自身で創業したInterse CorporationがMicrosoftに買収された際に同社入りした。Microsoft Exchangeチームに8年在籍した後、Windows Phone部門に移り、副社長としてWindows PhoneおよびZune向けのソフトウェア提供チームを統括している。

 Windows Phoneは、米AppleのiPhoneや米GoogleのAndroidが支配するスマートフォン市場で苦戦している。米Gartnerによる第3四半期の世界携帯電話市場に関する調査では、Microsoftのスマートフォンのシェアは2.7%だった。

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