富士通がBPMソフトの最新版発売、業務フローの自動図化が可能に

システムのログから業務フロー図を自動的に作成する「ビジネスプロセスディスカバリー」を搭載する。

» 2011年12月15日 16時46分 公開
[ITmedia]

 富士通は12月15日、業務の監視・分析ソフトウェア製品の最新版「Interstage Business Process Manager Analytics V12」を発売した。2012年1月26日に出荷を開始し、価格は300万円(税別)から。

 新製品は富士通研究所が開発した「ビジネスプロセスディスカバリー」機能を搭載。同機能は、システムのログやデータから業務フロー図を自動的に作成するもので、同社グループなど70社以上の業務シーンで採用された実績があるという。

 この機能を利用することで、担当者の思い込みや主観に左右されることなく業務フローを可視化できる。ログから典型的なプロセスと判断されたルートを太線で示し、各ルートの実行回数や平均処理時間もが表示する。業務プロセスの実態が一目で分かり、想定外の処理や非効率な処理を容易に発見できるとしている。

 またフロー図を基にマウス操作やメニュー選択などによってプロセスの分析も行える。分析結果を基にして問題箇所を継続的に監視したり、改善策の効果を定量的に把握できるという。これらの作業を自社の情報システム部門内で行え、業務システムのデータを社外に持ち出すことによる情報漏えいリスクも回避できると同社は説明する。

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