3Qのスマートフォン出荷は243%増に――IDC調べ

2011年第3四半期の国内スマートフォン端末の出荷台数は、前年比243%増の530万台となった。

» 2011年12月27日 14時03分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは12月27日、2011年第3四半期(7〜9月)の国内モバイル端末市場動向を発表した。スマートフォンの出荷台数は前年比243%増の530万台で、Apple製品の出荷は「iPhone 4S」の発売前の買い控えから減少する一方、Android製品の出荷が大幅に拡大した。

 タブレット端末は、同133%増の42万台だった。出荷台数は拡大傾向にあるが、「iPad 2」以外にヒットした端末がないことから、供給過多による在庫問題が懸念されるという。

 個人用データ通信端末は同81.7%増の67万台。通信事業者による積極的な販売戦略や、使い勝手などのユーザー評価の高まりを受けて大幅なプラス成長になった。

 スマートフォンの今後の予測では、既に出荷比率で50%を超えていることから今後も成長が続くといい、2012年に2870万台、2015年には3403万台に達すると見込んでいる。また第4四半期(10〜12月)についてはiPhone 4Sの販売効果によって、2倍以上に膨らむ可能性が高いという。

国内スマートフォン出荷台数予測 2010年〜2015年(出典:IDC Japan)

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