日本の復興、難局の打開にITの力を――主要各社の新年への想い2012 年頭所感(4/4 ページ)

» 2012年01月05日 08時10分 公開
[國谷武史,ITmedia]
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NTTデータ 山下徹代表取締役社長

 2012年は、「One NTT DATA」をテーマに掲げ、地域やソリューションを軸としたグローバルガバナンスの強化やグローバルブランドの統一を本格的に進めていく。真のグローバル企業として歩み始めるスタートの年となる。

 また同時に、従来のシステムインテグレーション事業に加え、サービス事業・ソフトウェア事業の拡大を目指す、「3本の矢」の取り組み通じて顧客の多様な要求に応えるための変革を推進していく。。「お客さま満足度No.1」の追求、そして、グローバルTOP5の達成に向けての挑戦を続けていく。

大塚商会 大塚裕司代表取締役社長

 本年度のスローガンは「お客様の目線で信頼に応え、オフィスを元気にする」とした。社長就任以来、毎年スローガンの内容は基本的に同様だ。顧客と大塚商会のあるべき関係や幅広い顧客のオフィスを支える総合お手伝い会社として顧客の困ったを解決し、ITで生産性向上とコスト削減に貢献する基本コンセプトは不変。

 厳しい環境の中でも、「街の電器屋さん」のように顧客の役に立ちつつ親しみを感じてもらえる会社。日本のオフィスを元気にして、「元気な日本」の手伝いをする。ミッションステートメントの理想と夢のある大塚商会を目指す。

アクセンチュア 程近智代表取締役社長

 2012年のキーワードは「決断」と「気概」。日本企業は難しい決断を強いられる時代に直面し、一方で「決断をしないリスク」が過去に類を見ないほど高まっていることに警鐘を鳴らしたい。新興国市場、企業と対等に渡り合い、勝ち抜くために、競争力の高い製品開発や、それを支えるITを含めた業務基盤の整備、優秀な人材獲得など、ビジネスを支える強靭な足腰を持つことはもはや当たり前。メリハリを効かせた企業の方向性を「決断」する時である。この「決断」の実現には、社内外全ての関係者が一丸となって変革をやり遂げる「気概」も重要。この「気概」の根底を成す要素は、自社の「らしさ」であり、サービスや品質に対する「自信」だ。

 当社は日本で業務を開始して50年目を迎える。過去50年間成長の場を与えてくれた日本に幾分かでも恩返しをしたい。

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