FacebookのザッカーバーグCEO、SOPA抗議メッセージをツイート

多くのネット企業が新著作権保護法案に抗議するストライキを展開する中、FacebookとTwitterもそれぞれの方法で反対を表明した。

» 2012年01月19日 08時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米国の新著作権保護法案に反対するネット企業が“ストライキ”を実施した1月18日(現地時間)、米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは自身のFacebookアカウントで法案に抗議するメッセージを発表した。

 同日、Wikipediaの英語版が24時間遮断されたほか、米Googleや米WordPressなどがトップページに抗議メッセージを掲載した(詳細な経緯は@ITの記事を参照)。Facebookはこのストライキの正式なメンバーではなく、同サービス上には特にメッセージは表示されなかった。

 ザッカーバーグ氏は「インターネットの発展を侵害するずさんな法案を認めるわけにはいかない」と語り、海賊行為防止法案についてのFacebookページへのリンクを掲載している。同氏はまた、自身のTwitterで「議員に“インターネットのプロになれ”と言おう」とツイートした。同氏がツイートするのは約3年ぶりだ。

 facebook

 米Twitterもこのストライキに正式には参加しておらず、公式な抗議メッセージは発表していないが、ディック・コストロCEOとジャック・ドーシー会長がそれぞれ関連するツイートを投稿した。

 dick 「私と一緒にハリー・リード氏とチャック・シューマー氏(ともに法案を支持する上院議員)に法案に投票しないよう要請しよう」
 jack 「(PIPAとSOPAに抗議するには)もっといい方法がある。これらの法案がなぜインターネットにとって悪いのかを学び、ツイート、メール、電話で議会下院にノーと言おう」

 コストロ氏は、米国の内政問題の1つへの反応でグローバルビジネスを一時閉鎖するのはばかげているとツイートしており、抗議手段として法案支持議員に直接メッセージを送る方法をユーザーに呼び掛けた形だ。

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