情報過多時代に求められるもの：オルタナブログ通信（3/3 ページ）

[森川拓男，ITmedia]

1000年続く企業とは？

　企業の寿命は30年と言われますが、中には100年、200年と続く企業があります。特筆すべきは、長寿企業の多くが日本の会社だということです。

　1000年続く企業：平成義塾大学

　興味深い事実がある。それは芝田忠始氏「平成義塾大学」の1000年続く企業で紹介された、「企業の寿命は30年と言われますが、中には100年、200年と続く企業」があり、「長寿企業の多くが日本の会社だという」ことだ。

　「最古の歴史を誇る金剛組などは、法隆寺の建造を請け負った」というから驚きだ。「日本の企業が長寿である理由」を考察した芝田氏は、「20世紀後半から、このような日本の民族性がグローバル社会の中で大きな弱みだと言われ続けて」きたが、「このような日本の民族性って、本当に弱みな」のかと問う。「あらためて思うのは日本という国、日本人という民族は不思議で神秘的な存在だ」と捉え、「共産主義が廃れ、アメリカを頂点とした市場原理主義、自由競争社会に限界が見えてきた今、日本は決して捨てたものではない」と最近思っているという。逆境の現在こそ、日本人の底力が出せる時なのかもしれない。

　以上、1月5〜11日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものをいくつか選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通していただきたい。どこから読めばいいか分からないという読者は、オルタナティブ・ブログの歩き方というナビゲーションページも、活用していただきたい。

　オルタナティブ・ブログを読んでいくには、大きく分けて2つの方法がある。エントリーを個別に読む方法と、ブロガーごとに読む方法だ。

　エントリーを個別に読みたい人は、新着エントリー一覧をチェックするといい。フィード配信もされており、モバイルツールなどを活用して出先からでも気軽に読むことができる。アクセスランキングで上位エントリーも読むのもいいだろう。

　ブロガー別に読んでみたい人は、ブロガー一覧や新規参加ブロガーをチェック。顔写真“のみ”一覧は、なかなか壮観だ。また、いま注目されているブロガーを知りたい場合は、月間ブロガーベスト30を見れば一目瞭然だ。TwitterやFacebookなどのアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみよう。

　このほか、オルタナブロガーのインタビュー、座談会、執筆記事もまとめられているので、ブログ以外のブロガーの姿も見てもらいたい。

　オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。

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