山九、約1万人のユーザアカウントを一元管理化導入事例

ノベルのID管理製品によって、100種類以上ある業務システムのアカウント情報の統合や一元管理化を図った。

» 2012年01月24日 14時21分 公開
[ITmedia]

 ノベルは1月24日、物流事業や機会工業などを手掛ける山九が社員約1万人のユーザアカウントを一元管理する統合ID管理基盤を構築したと発表した。ディレクトリサービス製品「Novell eDirectory」やメタディレクトリ製品の「Novell Identity Manager」などが採用されている。

 山九は業務系や物流系、情報系のシステムをWebで利用できる情報基盤「Sankyu-Global Information Platform Service」を構築。同基盤にログインするだけで100種類以上の業務システムを利用できるようにする上で、多数の社員のIDやパスワード、アクセス権限の管理が煩雑になることが課題となっており、採用した製品でアカウント情報の一元管理を行うようにした。

 S-GIPSでは人事情報システムから全社員の源泉情報がNovell eDirectoryやNovell Identity Managerに取り込まれて管理されている。これにより、社員の入社から退社までの情報を制御し、人事情報に基づいた権限設定が容易にできるようになったほか、社員はメールや掲示板、ワークフローなどの機能を権限に応じてシングルサインオンで利用できるようになったという。

 今後、山久では国内外に分散・管理されている業務システムのS-GIPSへの統合を推進するとしている。

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