モテ声でビジネス力をアップしようオルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2012年01月28日 12時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

「よくないね!」不要論

 Facebookをはじめたばかりの人と話していると、世の中「いいね!」ばかりじゃないんだから「よくないね!」ボタンがあった方がいいのにという意見をよく聞きます。

 Facebookに「よくないね!」ボタンが必要無い理由:天下夢想onオルタナティブBLOG


 Facebookの「いいね!」ボタンについては本稿でも何度か取り上げたことがある。今回は2本の気になるエントリーがあったので紹介しよう。

 川月現大氏「エディテック」はFacebookの「いいね!」ボタンの機能分化現象に関する考察で、「Facebookでは『うちのペットが死んだ』という投稿にまで『いいね!』を押すという珍現象が起きている」ことから、新たなボタンの設置などについて考察した。

 これを受けて異なる考え方を記したのが、磯島大氏「天下夢想onオルタナティブBLOG」のFacebookに「よくないね!」ボタンが必要無い理由だ。「結論から言うと、不要です。同様に、『いまいち!』ボタンとか、『どうでもいいね!』ボタンも」という。理由は安易にネガティブな反応を助長する機能が必要だとは思えないからだとのこと。これには筆者も賛同したい。「友達同士で集まってお話しているときに誰かの発言に対して、ただ一言『よくないね!』とだけ言い残して立ち去るなんていうシーン」があるのかということだ。コメントにあるように「日常会話で『いいね』だけ言って去っていく人」も見たことないが。

 読者はどう思われるだろうか。

情報リテラシーの必要性

 より良い製品・サービスをお客さまが判断して選び取るのは当然のことであり、そういう仕組みを持つ世の中になってほしいと切実に願っています。

 ステマに対抗するには情報リテラシーが必要だ:持続可能な情報社会


 前回取り上げたやらせ口コミ問題について、引き続き興味深いエントリーがあった。

 伊藤芳浩氏「持続可能な情報社会」はステマに対抗するには情報リテラシーが必要だで、何より必要なのは「消費者側が広告・宣伝から得られる情報を正しく判断出来る情報リテラシー教育の確立」ではないかという。「評価サイトの評価はさまざまな立場の人の意見が入っていると考えた方がいい」ので、受け手がしっかり判断しなくてはならない。

 野水克也氏「バブル世代もクラウドへGO!」も自由主義は自己責任であるという当たり前のお話で、「判断する側があまり進化しないのに対して、情報と選択肢と価値観の多様性が加速度的に膨れ上がってゆく現在において、情報を見極めて自分で判断するという習慣はもっと必要ではないか」と指摘している。

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