ベトナム進出企業の実態 帝国データバンクが調査

帝国データバンクはベトナムに進出している日本企業の実態調査を発表した。

» 2012年02月01日 15時00分 公開
[伏見学,ITmedia]

 調査会社の帝国データバンクは2月1日、ベトナムに進出する日本企業の実態調査結果を発表した。年商100億円未満の中堅・中小企業における進出の割合が大きいことが分かった。

 調査によると、2012年1月31日時点でベトナムに進出している日本企業は1542社に上る。業種別に見ると、、製造業が725社(47.0%)でほぼ半数を占め、「卸売業」(319社、20.7%)、「サービス業」(236社、15.3%)が続いた。業種細分類で見ると、ソフトウェア業が71社(4.6%)でトップとなった。

ベトナム進出企業の業種および業種細分類(出典:帝国データバンク) ベトナム進出企業の業種および業種細分類(出典:帝国データバンク)

 年商規模別では、10億円以上100億円未満が507社、100億円以上1000億円未満が347社だった。社員数別では、10人以上100人未満と、100人以上1000人未満がほぼ同数になるなど、中堅企業を中心に幅広い規模の会社が進出していることが分かった。また、直近決算が赤字となっている企業は全体で15%にとどまったが、年商10億円未満の中小企業では25%と赤字企業の割合が大きくなっている。

ベトナム進出企業の年商規模および社員数(出典:帝国データバンク) ベトナム進出企業の年商規模および社員数(出典:帝国データバンク)

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