日本サムスンは、ディスプレイ一体型のシンクライアント端末と、端末側にOSを搭載しない「ゼロクライアント」端末の新製品を発売した。
日本サムスンは2月20日、シンクライアント端末の新製品「TS190W」「TS240W」「TC220W」および、端末側にOSを搭載せず仮想クライアント環境との接続に特化した「ゼロクライアント」端末「NS190」「NS240」を発売した。全てディスプレイ一体型の製品で、画面を傾斜/回転させて使える。同月末に出荷を開始する。
新製品は、ディスプレイにLEDバックライトを採用した。従来のLCDモデルと比べて消費電力を約40%削減したほか、色彩の鮮明化を実現したという。ディスプレイ取り付け口は国際標準規格であるVESA規格に対応しており、故障の際に簡単に付け替えたり、他メーカーのディスプレイ製品を装着したりできる。
TS190Wは19インチ(1440×900ドット)、TS240Wは24インチ(1920×1080ドット)、TC220Wは22インチ(1680×1050ドット)のディスプレイを搭載したシンクライアント端末。OSにWindows Embedded Standard 7、プロセッサにAMD Ontario 1.0GHz Dualを搭載し、VMwareとCitrixの仮想デスクトップ環境とも連携して使える。メインメモリは2Gバイト、ストレージはSSD 8Gバイト。TS190W/TS240Wは6ポート、TC220Wは4ポートのUSB2.0ポートを搭載した。
NS190は19インチ(1440×900ドット)、NS240は24インチ(1920×1200ドット)のディスプレイを搭載したゼロクライアント端末。クライアント側に記憶媒体やOS、アプリケーションなどを持たないため、サーバ側でセキュリティ対策などを一元管理できる。画面転送プロトコルはVMware View PCoIPに対応。USB2.0ポートを4ポート搭載した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.