富士通、グローバル展開する製造業向けの経営管理ソリューションを発表

品番の統合化や情報の可視化、予実管理の3製品で構成される「GLOVIA ENTERPRISE」を今夏から展開する。

» 2012年02月22日 17時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は2月22日、グローバル展開する製造業向けの経営管理ソリューション「GLOVIA ENTERPRISE」を発表した。8月から提供を開始する。

 GLOVIA ENTERPRISEは、品番情報を変更することなく統一マスターを利用するための「グローバルマスタ」、経営情報を可視化する「グローバルモニタリング」、需給管理の「グローバルPSI」の3つの製品で構成されている。

 グローバルマスタは、拠点で使用する品番と全社で使用する品番を紐付けることで、拠点で使用する品番を変更しなくても全社で品番情報を利用できるようにする。また、国を跨っての製品構成表の管理も行えるという。

 グローバルモニタリングは、拠点から収集した経営情報を「経営層」「部門」「業務担当」の各階層向けに可視化する。また在庫回転率などの指標に応じてしきい値を設定することで、しきい値を超えるような場合に利用者に警告を発する機能も備える。グローバルPSIは月次単位で販売の予算・実績管理や生産状況管理などを行え、需給精度の向上や在庫削減、販売の機会損失の最小化といった業務を支援するとしている。

 同社は出荷開始から3年間で150億円の売り上げを見込む。GLOVIA ENTERPRISEの構成製品の拡充も進めるという。

関連キーワード

ERP | 富士通 | GLOVIA | 製造業 | グローバル経営


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ