Google、Chrome 17安定版のセキュリティアップデートを公開

更新版では外部の研究者から寄せられた14件の脆弱性に対処。中でもバグ発見の功績が際立っていた3人には各1万ドルの特別報酬を進呈した。

» 2012年03月06日 07時32分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米GoogleのWebブラウザの安定版「Google Chrome 17」のセキュリティ問題を修正するアップデートが3月4日付でリリースされた。

 Googleのブログによると、最新版の「Google Chrome 17.0.963.65」では多数の脆弱性やバグを修正したほか、Adobe SystemsのFlash Playerも更新版を組み込んでいる。

 Chromeの脆弱性は14件あり、各種の処理における解放後使用の問題が大半を占める。危険度は全て、Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」となっている。脆弱性情報を寄せた4人の研究者には1件につき500〜3000ドルの賞金が支払われた。

 中でも「miaubiz」と名乗る研究者など3人については、過去数カ月でバグ発見の功績が際立っていたとして、それぞれ「Rockstar」「Legend」「Superhero」と名付けて各1万ドルの特別報酬を進呈した。今後も目覚ましい貢献があった研究者には、同様の形で定期的に多額のボーナスを進呈していく方針だとしている。

 脆弱性のほかにも、「タッチコントロールを使っているWebサイトの破損」など多数のバグが修正されている。

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