NECが環境指標管理システムを自社導入、CO2排出量の毎年1%削減を推進へ

エネルギー使用量や温暖化ガス排出量などの管理を行う仕組みをクラウドで構築し、NECグループ内と外部の企業に提供する。

» 2012年03月28日 13時53分 公開
[ITmedia]

 NECは3月28日、同社グループにおける環境パフォーマンス指標を管理するために開発したシステムの運用を4月から開始すると発表した。併せて同システムの機能をインターネットサービスとして「GreenGlobeX」の名称で外部の企業にも提供するという。

 同システムはエネルギー使用量や温暖化ガス排出量などを管理するためのもので、全社目標値を踏まえた拠点や部門ごとの目標値を年度単位で設定することで、進ちょく状況を把握できる。拠点や設備単位で入力される実績データを、複数拠点に職場が分散する部門単位に組み替えて表示することもできるほか、将来的に電力センサーやビルエネルギー管理システムなどと連携した日別、時間別のエネルギー使用量の可視化機能も搭載するという。

 NECはグループ各社が同システムを利用できるようにクラウドサービスとして構築。海外などイントラネットに接続していない拠点でもインターネット経由でデータを入力できるほか、現地で用いられている単位や通貨による入力、日英中の言語や年度、年表示も可能。

 同社はシステムの運用コストを従来に比べて半減させ、自社目標であるCO2排出量の毎年の1%削減を推進していくという。また外部向けのGreenGlobeXサービスで月額15万円(100サイトの場合、税別)で提供し、今後3年間に100社の利用を見込む。

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