富士通、九州大学からスパコンシステムを受注

「PRIMEHPC FX10」および「PRIMERGY CX400」による構成で、総理論演算性能は691.7テラフロップスになるという。

» 2012年04月04日 13時02分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月4日、九州大学情報基盤研究開発センターから新スーパーコンピュータシステムおよび高性能演算サーバシステムを受注したと発表した。両システムを組み合わせた総理論演算性能は691.7テラフロップスに達し、九州地区で最大規模のシステムになるという。

 新システムは、スーパーコンピュータが768ノードの「PRIMEHPC FX10」、高性能演算サーバシステムが1476ノードのPRIMERGY CX400で構成される。同社によれば、理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」の利用を想定したアプリケーション開発や最適化が可能であることから同社製品が採用されたという。

 九大ではこのほかに富士通のハイパフォーマンス用ミドルウェア製品「Technical Computing Suite」や、ログインノードなどとに66台のPRIMERGYシリーズ、4.6ペタバイト容量のストレージシステム「ETERNUS」、分散ファイルシステム「FEFS」も導入する予定。スーパーコンピュータシステムは7月から、高性能演算サーバシステム9月から稼働を開始するという。

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