ノートPCでオフィスの体感温度を収集、インテルが実証実験を開始

オフィス環境と従業員の体感などの情報を分析することで、効果的な節電システムの実現を目指すという。

» 2012年04月09日 15時15分 公開
[ITmedia]

 インテルは4月9日、オフィス内電力の有効活用に向けた実証実験に着手した。オフィス内の温度などの情報をビル建物の電力管理システムに提供することで、節電効果を高められるかを検証する。

 実験では同社従業員の50人を対象にノートPCに気温や湿度、照度を計測できるセンサーを取り付け、オフィスの環境情報を収集。また独自開発したソフト「Personal Office Energy Monitor」で従業員が室温をどのように感じているかも調べる。これらの情報と天候や外気温などの要素を解析し、オフィス環境を管理するシステムへ節電に有効な情報提供が可能かを実証する。

 実施期間は5月11日まで。今後はセンサーを活用した新しいPCの利用モデルを確立して、センサー内蔵PCの普及や業界各社、研究機関との協力を推進するという。

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