「ホワイトクラウド」を支えるストレージ基盤

ソフトバンクグループは、ネットアップのストレージを基盤にした仮想デスクトップサービスを社内外で構築する。

» 2012年04月11日 12時10分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクグループは、ネットアップのストレージを基盤に構築した仮想デスクトップサービスを社内運用するとともに、「ホワイトクラウド デスクトップサービス」として社外への展開を促進する。ネットアップが4月11日に発表した。

 ソフトバンクグループでは、2006年にグループ全体のIT部門を統合し、同部門をコストセンターからプロフィットセンターにするための構造改革に取り組んできた。その一環として、ネットアップのストレージ製品「NetApp FAS3100シリーズ」をはじめとするNetApp FASシステムを採用し、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBBの社内で仮想デスクトップサービスを構築、運用してきた。

 これにより、過去5年間でグループ全体に蓄積するデータ量は40%増加した一方で、ストレージの重複排除やシンプロビジョニングなどの機能によってディスクスペースを縮小し、IT関連コストを30%削減した。現在は2万2000人以上のグループ社員が仮想デスクトップを利用している。

 ソフトバンクグループは社内での運用実績を基に、コンピュータシステムの構築、稼働に必要なハードウェアやネットワークなどの基盤をインターネット経由で提供するIaaS型サービスとして、ホワイトクラウド デスクトップサービスを外部の企業に販売している。今後は、アジアをはじめ世界中でクラウドサービスの展開を予定する。

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