富士通が連結会計ソフトの新版発売、IFRS対応を強化

連結会計業務を効率化する機能強化や国際会計基準(IFRS)への対応を図った。

» 2012年04月16日 17時30分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月16日、富士通システムズ・イーストが開発する連結会計ソフトウェア製品の最新版「SUPER COMPACT Pathfinder V10L04(IFRSアドプション版2nd)」を27日に発売すると発表した。

 最新版では富士通の「GLOVIA smart 会計」や「GLOVIA SUMMIT GM」とのデータ連携においてExcelからの直接入力方式に対応したほか、Excelアドイン関数による任意のフォーマットで連結数値や文字情報をセル単位で出力できるようになり、Excel上で各種財務諸表などの帳票を容易に作成できるという。また最新データを出力スピードが向上し、情報分析に要する時間の短縮や、複数の会計基準間におけるデータ比較、画面間でのドリルダウン操作などの効率化を実現した。

 また注記情報の収集フォーマットをExcelからシステムに取り込んでExcel帳票として利用できるようになった。国際会計基準(IFRS)を任意適用する企業向けに、日本基準とIFRSの2種類のデータを利用してそれぞれの基準への組み替えを容易できるなどの機能強化を図っている。

 製品価格は240万円(税別)からで、今後3年間に300セットの販売を見込む。

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