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» 2012年04月25日 08時00分 UPDATE

シスコ、BYODを支援するネットワーク管理製品群を発表

シスコシステムズは、ネットワークアクセス管理用アプライアンスの新製品や、モバイルアクセス製品の機能強化などを通じ、企業における個人所有デバイスの活用を支援する。

[本宮学,ITmedia]

 シスコシステムズは4月24日、企業における個人所有デバイスの活用(Bring Your Own Device:BYOD)を支援する製品群を発表した。ネットワークアクセス管理用アプライアンス製品「Cisco ASA CX」および「Cisco ASA 5500-X」を2012年5月から順次発売する。併せて、既存のモバイルアクセス製品などの機能も強化したと発表した。

 Cisco ASA CXは、ネットワークにアクセスするユーザー、端末、時間帯、場所、アクセス先のWebアプリケーション種別などに基づいてアクセス制御を行う“コンテキストベース”のファイアウォール製品。2012年夏に提供を開始する。

 アクセス制御を行うアプリケーションの種類は細かく設定できる。具体的には、TwitterやFacebook、iTunesなど1000以上のアプリケーションを、機能ごと(例えばFacebookならビジネス、コミュニティ、ゲームなど)に細分化してカテゴライズすることで、システム管理者が柔軟にアクセス制御を設定できるようにしたという。

photo Cisco ASA CXのコンセプト

 Cisco ASA 5500-Xシリーズは、マルチギガビット級のスループットや冗長性のある電力供給などを提供するという1RUサイズのファイアウォール製品。1Gbps対応の「ASA 5512-X」、1.2Gbps対応の「ASA 5515-X」、2Gbps対応の「ASA 5525-X」、3Gbps対応の「ASA 5545-X」、4Gbps対応の「ASA 5555-X」の5モデルをラインアップする。価格は3995ドルから。2012年5月に提供を開始する。

 また、ネットワークセキュリティのポリシー管理製品「Cisco Identity Services Engine 1.1」(Cisco ISE)の機能も強化した。アクセスするユーザー/端末の識別を行う「簡単オンボード機能」と、モバイルデバイス管理(MDM)製品との連携機能を新たに搭載。これにより、例えば「私物のスマートフォンからはインターネットのみ利用可能」「機密情報へのアクセスはオフィスからのみ可能」「クラウドサービスの利用は就業時間中のみ」――といったポリシーを設定できるようにした。

photo Cisco ISEの新機能

 MDMとの連携では、まずは米国内でのシェアが高い米MobileIron、米Good Technology、米AirWatch、米Zenpriseの製品に対応する。シスコシステムズの木下剛 ボーダレスネットワーク事業統括専務執行役員によれば、今後は国内向けにも対応ベンダーを拡充していくことを予定しており、具体的な協業に向けて話を進めているベンダーもあるという。

 このほか、モバイル環境でのVPN通信を可能にするソフト「Cisco AnyConnect Secure Mobility」で、Android 4.0を新たにサポートした。WindowsやMacintosh、Linux、iOSなどは対応済み。

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