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» 2012年04月27日 07時45分 UPDATE

中古HDDに残された個人情報の実態、英当局が調査

英当局の調査によると、ネットオークションなどで入手したHDDの48%に情報が含まれており、11%に個人情報が残っていた。

[鈴木聖子,ITmedia]

 英政府機関のInformation Commissioner’s Office(ICO)は4月25日、個人情報や企業情報が残ったままの中古HDDがネットオークションなどを通じて出回っている実態について調査した結果を発表した。

 調査は2010年12月、コンピュータ科学調査会社のNCC Groupに委託して実施。ネットオークションなどを通じて入手したHDD約200台、携帯メモリ20本、携帯電話10台について調べた。

 その結果、HDDの52%はデータが消去されているか読み取り不可能だったが、48%は情報が含まれており、11%に個人情報が残っていた。復元できた個人情報や企業情報のファイルは計3万4000件に上り、銀行取引明細書、パスポート、運転免許証などをスキャンした情報も含まれていた。元の持ち主を特定できてしまうだけの情報が残っていたHDDも少なくとも2台あったという。

 一方、携帯電話や携帯メモリから見つかった個人情報はごくわずかだった。

 英国の成人を対象にした別の調査では、自分が使っていた携帯電話やコンピュータを他人に無料で譲渡していると答えたユーザーは44%、有料で売り渡しているユーザーは21%に上った。保存した情報を消去しないまま携帯電話やコンピュータを廃棄したことがあるという回答者は約10%だった。

 ICOではこの調査結果を受けて、「コンピュータファイルは削除ボタンを押しただけで完全に削除できると思っている人も多い。しかしその情報は簡単に復元できる」と指摘、古い記憶装置に保存した情報は確実に消去するよう呼び掛けている。

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