ケーズHD、基幹システム統合にOracle Exadataを採用

Oracle Exadataに基幹系システムを統合するプロジェクトが進行中だという。

» 2012年05月24日 13時55分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは5月24日、家電量販店を運営するケーズホールディングス(ケーズHD)での基幹系システムの統合基盤に「Oracle Exadata」が採用されたことを発表した。既に2011年9月から一部システムが稼働を開始しており、全システムの統合化作業を進めているという。

 ケーズHDは「ケーズデンキ」など約380の店舗を全国展開し、年商は約8000億円規模。事業規模の拡大に伴って基幹系システムの性能向上などが必要となったことから、2007年に東芝情報機器の支援を受けてシステムの再構築プロジェクトをスタートした。

 統合するシステムは売掛や発注、物流、顧客領域などのシステム。2010年8月にOracle Exadataの採用を決めた。現時点のシステムでバッチ処理に要する時間が8時間以上から約1時間半に短縮するなどの改善がみられているという。今後の計画では基幹系システムのバックアップ体制の強化も進めることにしている。

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