Google Playのアプリ内課金でサブスクリプションが可能に

AndroidアプリストアのGoogle Playがサブスクリプション(定期購入)に対応した。ユーザーはサードパーティーアプリの雑誌や音楽の定期購入代もGoogle Playでまとめて決済できる。

» 2012年05月25日 08時58分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは5月24日(現地時間)、Android向けアプリストア「Google Play」のアプリ内課金システムでサブスクリプション(定期購入)式の課金を可能にしたと発表した。

 Google Playでは、昨年3月(当時のアプリストアの名称は「Android Market」)から、アプリ内課金システムが使えるようになっているが、これまではゲームのバーチャルグッズの購入やアップグレードなど、消費型の決済しかできなかった。

 サブスクリプション形式が追加になったことで、ユーザーは雑誌などの定期購読をアプリ内で申し込み、その購読料をGoogle Playの決済システムでまとめて支払える。ユーザーはGoogle Playの「マイアプリ」リストで各アプリのサブスクリプションを確認したり、簡単にキャンセルできる。サービスに料金改定などの変更があった場合は、Google Playからユーザーにメールで通知が来る。

 subscription

 開発者はこのシステムで、雑誌などだけではなく、バンドル商品やゲームレベル、音楽、動画などあらゆるデジタルコンテンツを販売できる。Googleが提供するHTTPベースのAPIを利用すれば、ユーザーがGoogle Playで定期購入するコンテンツを開発者のWebサイトでも閲覧できるようにすることも可能だ。

 Googleによると、Google Playの人気有料アプリのトップ24本のうち23本がアプリ内課金システムを採用しているという。

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