Google、トップレベルドメイン「.youtube」や「.lol」を申請

2013年にはYouTubeのURLの末尾は「.youtube」に、Google Docsの文書は「.docs」になるかもしれない。

» 2012年06月01日 08時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは6月1日(現地時間)、自由化された一般トップレベルドメイン(gTLD)に申請したドメインについて説明した。

 gTLDは現在、「.com」など22あるが、インターネットドメイン管理団体ICANNが昨年6月に自由化する方針を発表した。これにより、企業名や地名をトップレベルドメインに利用できるようになる。ドメイン名の申請システムは5月30日に締め切られた。ICANNによると、約1900件の申請があった。

 Googleは、申請したドメイン数は公表していないが、以下の4つのカテゴリのドメインを申請したという。

  • 「.google」などの商標関連
  • 「.docs」などの主力事業関連(Google Docsの各文書には一意のURLが割り当てられている)
  • 「.youtube」など、ユーザー体験を向上させるもの(URLからそのページが動画であると分かるなど)
  • 「.lol」など、Googleが興味をもっており、クリエイティブな可能性を持っているもの(lolはネットで普及したlaugh out loudの(大笑い、くらいの意味)の略語)

 同社は、セキュリティの強化やなり済ましの防止を目的にこれらのドメインを申請したとしている。

 トップレベルドメインの申請費用は1つ当たり18万5000ドル。ICANNは6月13日に承認ドメインを発表する計画だ。運用は2013年以降になる見通し。

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