Google、ソーシャルツールバーのMeeboを買収 広告機能が狙いか

Googleが、コンテンツと関連性の高い広告を表示できるソーシャルツールバー「Meebo Bar」を手掛けるMeeboを買収する。

» 2012年06月05日 10時16分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleが、ソーシャルツールバー提供企業の米Meeboを買収する。Meeboが6月4日(現地時間)、公式ブログで発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。

 Meeboは2005年創業のカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置く非公開企業。複数のIMサービスをまとめてチェックできるサービスを提供した後、Webサイトやブログのオーナー向けに、ページに埋め込んで訪問者を分析できるソーシャルツールバー「Meebo Bar」を公開した。Webページの訪問者は、Meebo Barのツールで、そのページについてFacebookやTwitterなど複数のソーシャルサービスに投稿できる。無料版のMeebo Barには、そのバーを埋め込んでいるページと関連性の高い広告が表示される。Meebo Barには、ソニーやトヨタ、Microsoft、Best Buyなど多数の大手企業が広告を出稿している。

 meebo Meebo Bar。左端にページの表示内容と関連性の高い広告が表示されている

 本稿執筆現在、Meeboのサービスは利用でき、新規ユーザー登録も可能だが、今後継続するかどうかは不明だ。米The Next Webなど複数のメディアにGoogleが寄せた声明文によると、Meeboの従業員はGoogle+チームに参加するという。

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