ぷらっとホーム、ARMベースのマイクロサーバ新製品を発売

ぷらっとホームは、ARMベースのCPUを搭載したマイクロサーバ「OpenBlockS AX3」「OpenBlockS A6」を発売。Atom搭載IAサーバと比較して消費電力を7〜8割程度削減できるという。

» 2012年06月07日 11時00分 公開
[ITmedia]

 ぷらっとホームは6月7日、マイクロサーバの新製品「OpenBlocks AX3」「OpenBlocks A6」を発売した。ともに低消費電力のARMベースのCPUを搭載し、Atom搭載IAサーバと比較して消費電力を7〜8割程度削減できるとしている。価格はAX3が5万9800円から、A6が3万6800円から。

photophoto OpenBlocks AX3(左)、OpenBlocks A6

 AX3は、CPUにデュアルコアのARMADA XP 1.33GHzを採用し、オンボードで1Gバイトのメインメモリを搭載。インタフェースとして、ギガビットイーサネット(GbE)を2〜4ポート、SATAを1ポート、eSATAを1ポート、USB2.0を2ポート、シリアルポートを2ポート備える。消費電力は4ポートGbEモデルで最大13.0ワット。

 ハードウェアでFPU(浮動小数点演算プロセッサ)を搭載したほか、周辺温度45度までの環境での動作を保証。WebサーバやIPS/IDSなどのパケット解析を要するセキュリティ対策、IP-PDX、NASヘッド、メール中継、アプライアンス製品のベースハードウェアなど、幅広い用途を見込めるとしている。さらに4ポートGbEモデルでは、最大2Gバイトに拡張可能なSO-DIMMと、Wi-Fi用途などに使えるMini PCI Expressの拡張ソケットも用意した。

 A6は、CPUにシングルコアのARMADA 310 600MHzを採用し、オンボードで512Mバイトのメインメモリを搭載。インタフェースとしてはGbEを1ポート、SATAを1ポート、USB2.0ポートを1ポート、シリアルポートを2ポート備える。消費電力は最大6.0ワットで、周辺温度55度までの環境での動作を保障する。

 センサーデバイスや計測器の観測・制御のほか、ネットワークインフラ系サービスの導入・運用、M2M(Machine to Machine)などの用途に適するとしている。

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