台湾の気象当局、予報業務に富士通のスーパーコンピュータを導入へ

短時間での気象災害の観測と予報能力の精度向上を目的に、富士通の「PRIMEHPC FX10」を中核にしたシステムを2014年12月に構築する。

» 2012年06月25日 12時53分 公開
[ITmedia]

 富士通は6月25日、台湾交通部中央気象局から気象予報スーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。「PRIMEHPC FX10」を中核にしたシステムで、2014年12月の完成を目標にしている。

 新システムは、全体の総理論演算性能が1ペタフロップスを超えるもので、現行システムの約100倍の性能を持つという。全土での気象予報業務のほか、台風や豪雨など気象災害の観測と予報能力の向上、長期的な気候変化の観測、分析などに活用する予定。

 今後3年間にわたって機器を段階的に納入し、2013年1月に第1期システムの運用を開始する計画。2014年12月の完成を目指す。

関連キーワード

天気 | スーパーコンピュータ | 富士通 | HPC


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ