FacebookやTwitterの連絡先を一元管理できるiPhoneアプリ「Brewster」

Brewsterは、各種ソーシャルサービスやメールの連絡先を統合し、ユーザーのネット上の人間関係を総合的に管理できるパーソナライズドアドレス帳だ。

» 2012年07月13日 08時46分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米新興企業Brewsterは7月12日(現地時間)、FacebookやTwitter、Gmailなどの連絡先を統合管理できる“パーソナライズドアドレス帳”「Brewster」をiPhoneアプリとしてリリースした。米国のApp Storeで無料で公開された。

 Brewsterに対応するソーシャルメディアやメールアプリの連絡先を関連付けると、独自アルゴリズムでユーザーと連絡先との関係を分析し、連絡先を、頻繁に接触している相手や企業アカウントなどさまざまな分類のリストにまとめてくれる。単なる統合アドレス帳ではなく、登録した相手が各種ソーシャルサービスでプロフィールを更新(転職や結婚など)すると通知してくれる機能や、しばらく連絡を取っていない相手にメールするようアドバイスする機能などもある。検索では、名前での検索の他、住んでいる町やお気に入りのスポーツチームなどでの検索もできる。

 brewster 左から、お気に入り、疎遠になっている相手の表示、地名での検索、スマートリストの画面

 現在Brewsterが統合するのは、Facebook、iPhone、Gmail、Twitter、LinkedIn、foursquareの連絡先。今後対象サービスを拡大していく計画という。同社はFAQページで、Brewsterではユーザーのプライバシーを非常に重視しており、ユーザーデータを無断でサードパーティーに提供したり、コンテンツを無断で利用することはないと強調している。

 同社の創設者でCEOのスティーブ・グリーンウッド氏はハーバード大学大学院経営学研究科出身で、米Goldman Sachs、米Home Depot、英McKinsey & Company、2010年に米Facebookに買収されたファイル共有サービスの米drop.ioなどを経てBrewsterを立ち上げた。アプリ名であるBrewsterは、同氏が育ったニューヨーク州パトナムの地名。

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