他社製品への乗り換えが困難なシステム構成要素は「DBソフト」――IDC調査

垂直統合型製品のシステム構成要素のうち、他社製品への乗り換えが特に困難なのはDBソフト――IDC Japanがこのような調査結果を発表した。

» 2012年07月19日 18時25分 公開
[ITmedia]

 垂直統合型製品のシステム構成要素のうち、他社製品への乗り換えが特に困難なのはデータベース(DB)ソフト――IT調査会社のIDC Japanが7月19日に発表した「国内サーバ市場 企業ユーザー動向調査」で、このような結果が出た。

 サーバ10台以上を導入している国内企業を対象とした同調査によれば、垂直統合型製品のシステム構成要素のうち、他社製品への乗り換えが特に困難なのは、DBソフト、サーバ、オペレーティングシステム、アプリケーションであるとの回答が多かったという。

 また、サーバベンダーが提供する垂直統合型製品は、サーバやストレージ、ネットワーク機器といったハードウェアからアプリケーションまでを統合したものが多かったという。一方で、実際にユーザー企業が導入している/導入を検討している垂直統合型製品は、アプリケーションまでの統合は行わないものが最多だったことから「垂直統合製品に対するユーザーのニーズとサーバベンダーが提供している製品との間にギャップがある」と同社は指摘している。

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