Amazon、EC2にSSDインスタンスを追加

Amazon Web Servicesが高速なI/Oを求める顧客に向けて、2TバイトのSSDを備えるインスタンスの提供を開始した。

» 2012年07月20日 12時21分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Amazon.com子会社のAmazon Web Services(AWS)は7月19日(現地時間)、EC2に通信時間の遅延(レイテンシ)が少ないSSDのインスタンス「High I/O Quadruple Extra Large」を追加したと発表した。CassandraやMongoDBなどのNoSQLデータベースを利用し、高速なI/Oを必要とする顧客に推奨している。

 新インスタンスは、同日から米国東部(バージニア北部)とEU(アイルランド)のリージョンで提供を開始する。価格は米国では3ドル10セント(オンデマンドインスタンス)。インスタンスの概要は以下の通りだ。

  • 60.5Gバイトのメモリ
  • Hardware Virtual Machine(HVM)およびParavirtual Machine(PVM)ベースの仮想化
  • EC2 Compute Unit(理論CPU数)は35(8仮想コア)
  • 2Tバイトのストレージ(SSD)

 AWSの顧客である米動画配信サービスNetflixは、新インスタンスでCassandraを稼働させたベンチマーク結果を公開した。同社によると、新インスタンスはコストが従来の半額になり、レイテンシは10msから2.2msに下がったという。

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