富士通は物流業界向けの新たなソリューション「Logifit」シリーズの提供を開始する。
富士通は8月23日、ロジスティクスソリューションの新ブランド「Logifit」シリーズおよび、その第一弾製品「Logifit/LM-物流KPI」を発表した。「Logifit/LM-物流KPI」は同日から販売を開始している。
「Logifit」は、同社がこれまで「LOMOS」「WebSERVE/物流」「TRIAS」の3ブランドで提供してきたロジスティクス関連ソリューションを一本化し、新ブランドとしたもの。ブランド統合だけでなく、基盤を共通化して物流現場のデータの一元管理を実現し、データの分析結果を物流業務全体のマネジメントの強化に役立てられることを目指したという。富士通はグループ企業を含めた約400人の専任体制を整えてソリューション提供にあたる。
「Logifit/LM-物流KPI」は、物流業務に特化した重要業績評価指標の(KPI)分析パッケージ。物流現場の実績情報や基幹システムからの情報をもとにKPIを分析することで、物流業務の見える化を実現し、コスト削減や品質向上といった改善活動に役立つという。
Logifit/LM-物流KPIは、「売上高対作業コスト比率」「売上高対輸送コスト比率」といった、物流業務のコストや品質を分析する各種KPI項目が標準で設定されている。各KPIの異常値発生を記号で分かりやすく示し、そのKPIの動向をグラフで表示したり、取引先や営業拠点、担当者個人など細かなレベルまでドリルダウンできる。また、物流現場ユーザーに操作しやすい画面設計としたほか、利用者ごとに表示するKPI項目を設定でき、現場から経営層まで立場に応じて必要なKPIを容易に確認できるようになっているという。
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