Google+に企業向け新機能 ビデオ会議中にドキュメント共同編集も

企業はGoogle AppsのアカウントでGoogle+に参加し、社内限定の投稿コミュニティーとして使ったり、ドキュメントを共同編集しながらビデオ会議したりできるようになった。

» 2012年08月30日 13時06分 公開
[本宮学,ITmedia]

 米Googleは8月29日(現地時間)、ソーシャルサービス「Google+」の企業向け機能を強化した。企業はこれまでもGoogle AppsのアカウントでGoogle+を利用できたが、新たに従業員の投稿権限を設定したり、ドキュメントを共同編集しながらビデオ会議を行ったりできるようになった。

 管理機能では、Google Appsの管理コンソール上で従業員のGoogle+への投稿範囲を制限できる。投稿範囲を「社内限定」に設定すれば従業員の投稿が社外にシェアされることを防げるほか、社内と指定した社外のユーザーだけが投稿を見えるようにすることもできるという。

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 また、Google+のハングアウト機能を使ってPC、スマートフォン、タブレットから最大10人のビデオ会議を行えるようにした。GmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメントとの連携機能も搭載し、ユーザーはGoogleカレンダー上のイベント上から直接ビデオ会議に参加したり、ビデオ会議中にドキュメントを共同編集したりできる。

photo Googleカレンダーのイベント上からビデオ会議に参加できる
photo ビデオ会議中にドキュメントを共同編集できる

 これらの機能は、Google Appsのユーザー向けに2013年末まで無料で提供される。「その後有料化するかは未定」(Google日本法人の藤井彰人 エンタープライズ部門シニアプロダクトマーケティングマネジャー)だが、今後はモバイル端末向けにもGoogle+の企業向け機能を追加していく予定という。

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