日本ユニシス、購買・調達業務に特化したデータ分析ソリューションを発売

購買実績データの「見える化」のみならず、購買/調達部門が行うべき分析業務や意思決定業務を支援するという。

» 2012年09月18日 12時45分 公開
[ITmedia]

 日本ユニシスは9月18日、購買・調達業務に特化したデータ分析ソリューション「eBuyerBrains」を発売した。購買実績データを可視化するだけでなく、原価低減のためのヒントの発見、品目集約やサプライヤー管理マネジメントなど、購買や調達部門が行うべき分析業務や意思決定業務を支援するという。

 eBuyerBrainsは、購買関連の情報を全て一元管理することで、担当者間や部門間での情報共有も図られるという。調達先評価や戦略立案支援、品目のコスト査定、類似品の集約、カテゴリーごとの実績分析、関連情報の共有などの分析業務をカバーしている。利用価格は、ユーザー数無制限で1500万円(税別)。今後3年間に20ライセンスの受注を見込む。

ソリューションサービスの概要

機能 概要
品目検索 品目カテゴリー別の管理属性を検索項目として検索する。検索結果には品目情報だけでなく、見積内訳情報も表示でき、添付されている図面や仕様書などのドキュメントファイルも閲覧可能
比較機能 検索結果から選択した数品目を横並びにして比較。1つの品目を軸に異なる値が入っている項目は背景色をつけてハイライト表示し、数値項目の場合は数値の大小で異なる色をつけ、コストや仕様の差を分かりやすく比較できる
サプライヤー検索機能 サプライヤー基本情報で管理している数十項目から検索条件指定を行い、サプライヤーを検索できる。検索結果からサプライヤーに関する購入実績情報、不具合情報、納入遅延情報、面談情報、その他各種ドキュメントを確認可能
グラフ出力機能 品目検索の結果一覧や、サプライヤー検索の結果一覧の情報をもとに各種グラフを出力する。出力可能な主なグラフは、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、バブルチャートなど。検索結果にある項目からX軸/Y軸などを選択し、任意のグラフを表示できる。X軸に重量、Y軸に単価を選択した散布図を出力し、仕様に応じた適正コストになっているかを査定したり、複数のサプライヤー評価項目によるレーダーチャートを出力し、サプライヤーレポートの作成をするなど、分析業務をサポートする
カテゴリー別グラフ出力機能 カテゴリー別に集計した値を使った各種グラフを作成する。マネジメント視点で品目カテゴリーごとに傾向の把握や、経年推移の確認を行える
お気に入り機能 ある条件での検索結果や出力グラフなどを定常的に利用する場合は、一連の手続きを「お気に入り登録」しておき、ワンクリックで表示できる。利用者ごとに「個別のお気に入り」設定ができる
ダッシュボード機能 1つの画面に、複数のグラフや一覧表を表示させるダッシュボード画面を設定可能。ダッシュボード画面利用者ごとに表示させるグラフや一覧も設定できる
ダウンロード機能 検索結果をCSVにダウンロードでき、Excelなどでレポート編集が行える
スキーマ定義機能 企業ごとに異なる品目カテゴリーや、品目の管理属性、見積内訳項目に対応するため、データベースのスキーマ定義シートをロードすることで、データベースのテーブルを自動構成する

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