米国のiPhoneユーザーの約6割がリリース後11日で既にiOS 6を利用していることが、オンライン広告企業Chitikaの調査で明らかになった。iOS 5リリース時と比較するとかなり速い。
オンライン広告を手掛ける米Chitikaは10月2日(現地時間)、米国のiOS端末ユーザーにおけるiOSのバージョン別シェアの調査結果を発表した。iOS 6がリリースされた9月19日から11日目の9月30日の時点で、iOS 6を利用しているiPhoneユーザーがiPhoneユーザー全体の60%を超えたという。
この調査は、9月18日〜10月1日の同社の広告ネットワークへの広告インプレッション数百万件のデータを分析したもの。iPhone、iPad、iPod touchそれぞれのiOS 6利用率を調べている。
9月30日のiPhoneのOSシェアは、iOS 6の1つ前のOSであるiOS 5.1のユーザーが39%、iOS 5.0が4%、その他が12%だった。iPhone 3G以前の機種ではiOS 6にアップデートできない。
iPadのiOS 6率は50%、iPodは39%だった。初代iPad、初代と第2世代のiPod touch(販売終了されており、アップデートはiOS 4まで)はiOS 6にアップデートできない。iPod touchのiOS 6率が低いのは、アップデートできない旧機種をまだ利用しているユーザーが多いためとChitikaはみている。iPhoneの場合は、通信キャリアが契約時に機種変更を奨励する割引を行うため、旧モデルユーザーが少ないとしている。
同社が2011年11月にiOS 5で同じ調査をした結果では、iOS 5リリースから16日後の時点でiPhoneでのiOS 5率は38%だった。これと比較すると、今回の普及率はかなり高いといえるだろう。
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