国内IT市場、成長率は微増傾向 IDC

IDC Japanは2016年までの国内IT市場およびICT市場の成長予測を発表した。

» 2012年11月06日 19時27分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは11月6日、国内IT市場およびICT市場の成長予測を発表した。ともに2016年までの成長率は微増としている。

 IDCによると、2011年の国内IT市場規模は13兆1782億円、前年比成長率は0.9%減となった。同市場に通信サービスを加えた国内ICT市場は24兆5773億円、前年比成長率で0.7%減だった。2012年は、復興財政支出、金融緩和、エコカー補助金などによって景気が上向き、IT市場およびICT市場ともにプラス成長となる。IT市場規模は13兆5189億円(前年比2.6%増)、ICT市場は24兆7478億円同0.7%増)と予測する。

 2016年には、IT市場が13兆7545億円、ICT市場が24兆9077億円となる。2011年から2016年の年間平均成長率は、IT市場が0.9%増、ICT市場が0.3%増だという。

 ICT市場の成長をけん引するのがスマートフォンだ。これは国内、グローバル双方に当てはまり、国内市場については2013年にスマートフォンの市場規模がPCを逆転する。国内スマートフォン市場の2011年〜2016年の年間平均成長率は4.8%増と予測する。

国内IT市場実績と予測 2011年〜2016年(出典:IDC Japan) 国内IT市場実績と予測 2011年〜2016年(出典:IDC Japan)

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