Wall Street Journal、ついにAppleのNewsstandに登場

6月のTimeに続き、Wall Street JournalもAppleのNewsstandで定期購読できるようになった。

» 2012年12月25日 10時08分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Wall Street Journalは12月20日(現地時間)、iOS向け公式アプリをバージョン5.0にアップデートし、Newsstandに対応した。これにより、読者はAppleのアカウントでWall Street Journalの定期購読ができるようになった。

 Newsstandでの定期購読の料金は、iPhoneのみで購読できる月額1100円と、iPad、iPhone、Webサイトですべてのコンテンツを読める月額1900円の2種類が用意されている。

 wsj Newsstandで開いたWall Street Journalで有料コンテンツをタップすると定期購読を促される

 AppleのNewsstandは、同社のモバイルOS「iOS 5」から加わった雑誌の定期購読サービス。ユーザーはApple IDで新聞や雑誌などのコンテンツを定期購読できる。支払いはApple IDで行え、購読コンテンツの新刊はバックグラウンドでダウンロードされる。立ち上げ当初から米News York Timesなどの大手が参入していたが、米TimeとWall Street JournalはiOSアプリは公開していたものの、Newsstandには対応していなかった。

 Newsstandで定期刊行コンテンツを販売するには、Appleに売上高の30%を手数料として納めなければならず、コンテンツ提供者にとって貴重な情報である購読者データはAppleの管理下に置かれるなど、コンテンツ提供者に厳しい条件が設定されている。それでもNewsstandへの参入は増加しており、6月にはTimeも対応した。

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