日本政策投資銀行がVDIを構築、2500台で利用導入事例

新本店への移転をきっかけにPCを仮想デスクトップに置き換えていくという。

» 2012年12月26日 13時27分 公開
[ITmedia]

 日本政策投資銀行が仮想デスクトップ基盤(VDI)の整備を進めている。これを支援する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が12月26日に発表した。

 CTCによれば、日本政策投資銀行ではセキュリティを理由に業務システムごとに端末を使い分けており、ノートPCの使用も原則として認めていなかった。11月に新本店への移転したのを契機にワークスタイルの変革を目的としてVDIの導入を決定して、約1500台のPCをシンクライアント端末による仮想デスクトップ環境に移行した。

 導入したVDIではサーバ基盤とシンクライアント端末に、日本ヒューレット・パッカード製の「HP Bladesystem」と「HP t5740e Thin Client」を採用。仮想化ではヴイエムウェアの「VMware View」を使用した。仮想デスクトップ環境を収容するサーバはデータセンターに設置し、ユーザー認証にICカードを使用。会議室にもシンクライアント端末を設置してペーパーレス化を推進しているという。

 日本政策投資銀行では2013年3月までに支店などのPCも仮想デスクトップ環境に移行する予定。全体での利用規模は約2500台に上る。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ