「IT」が生み出す新たな価値で社会に貢献を――企業トップの年頭所感2013年始動(3/3 ページ)

» 2013年01月07日 15時56分 公開
[ITmedia]
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ソフトバンクグループ 孫正義代表

 近年、情報通信産業は世界中の人々のライフスタイルを大きく変えてきた。今や人々の生活に最も大きな影響を及ぼす産業の一つとなり、テクノロジーの進化に伴い、今後もその傾向はさらに強まるだろう。私たちは、日本でも、世界でもまだまだ力不足だが、世界中のより多くの人々に幸せになってもらいたい、この想いを実現するため、全社一丸となって邁進していく。さらに挑戦し、進化していくソフトバンクグループに期待してほしい。

インターネットイニシアティブ 鈴木幸一代表取締役社長

 インターネットの商用化を図ろうとIIJを設立して21年目。国家の枠組みや戦略から日々の暮らしまで全ての仕組みを変えてしまうと訴え続けているが、わが国ではいまだにそこまでの視野で技術革新が語られることは少ない。IT産業のほとんどの領域で、その仕組みは米国発になっているのが現状である。わが国のインターネットの歴史において、将来に向けて、グローバルな意味でイニシアティブをとり続けられる存在となるよう、努力を続ける所存だ。

ヤフー 宮坂学代表取締役社長

 2013年は干支でいえば巳の年。「脱皮しない蛇は死ぬ。」 昨年、この言葉を使ったら、ずいぶんあちこちで取り上げられた。Yahoo! JAPANの脱皮は着々と進んでいる。「脱皮」は、やり方や戦略の変更を意味するが、存在そのものの変更を意味しない。脱皮しても蛇は蛇。Yahoo! JAPANが課題解決のために存在している会社であることは、ずっと変わない。課題大国日本の課題を今年も解決していこう。

弥生 岡本浩一郎代表取締役社長

 昨年は、クラウドサービスの正式開始や、創業以来初の売上100億円達成、製品登録ユーザー数100万人突破など、社員一同で「愚直な実践」を行ってきた結果が着実に実を結んだ。一方で、2013年から本格化する復興増税や、「社会保障と税の一体改革」に伴う大幅な税制改正といった、しっかりと対応していくべき課題も明確になった。着実な成果を社員一同喜びつつも、新たな年を迎えるにあたり、身を引き締めてこれらの課題に対応すべく引き続き「愚直な実践」を行っていく。

サイボウズ 青野慶久代表取締役社長

 昨年は、企業においてもスマートフォン、タブレット端末の普及が進むとともに、情報システムのクラウド化が大きく加速した一年だった。企業システムのクラウド化が進む中、サイボウズは、働く時間や場所に制限を設けない「ウルトラワーク」制度を現在試行中。サイボウズ自身がワークスタイルの変革にチャレンジし、お客様への提案に生かしていきたい。2013年はクラウド事業をさらに伸ばし、企業の変革を支援していく。

NTTデータ 岩本敏男代表取締役社長

 2013年は、世界経済の立て直しに各国が協調して取り組んでいくことができるか、現状を打破する改革が実現されるか、注目される。NTTデータグループにとっては、2015年度末までの目標、「Global TOP 5」「EPS20000円」の達成に向けた重要な年。リマーケティングによる国内既存市場および新規市場の開拓、「One NTT DATA」として各地域で連携したグローバルビジネスの推進、これらビジネスの礎となる戦略的R&Dの推進――この3つを積極的に推進していく。

伊藤忠テクノソリューションズ 菊地哲代表取締役社長

 不安定な経済情勢は今後も継続すると思われるが、社会におけるITの重要性が高まる中、お客様の経営に効果的にITを取り入れ活用いただくため、技術力に一層の磨きをかけ、強みを圧倒的な強みへと高めていきたい。4月には横浜データセンターの新棟開設、次期中期経営計画の発表を予定している。社員一人ひとりが技術力に磨きをかけ、奥の深いプロフェッショナルとなることで、現在の成長路線を加速し、2013年を明るい年にしていく。

ITホールディングス 岡本晋代表取締役社長

 2013年はクラウドやスマートフォンの普及が一層進展し、システムで大量のデータを瞬時に処理し、その集積したデータでお客様のビジネスに貢献することが求められるようになる。当社グループは、ここ数年、クラウド事業の中核拠点として次世代型データセンターを次々に開設し、徐々にその事業が軌道に乗りつつある。今年はグループ全社員が攻めの姿勢と環境変化に対する感受性を高めて、事業活動にまい進していく。

シーイーシー 柏木茂代表取締役社長

 2012年は、震災からの復旧・復興活動の本格化、経済の緩やかな回復をみせたものの、後半は円高・デフレ経済の影響を大きく受け、IT投資は更なる抑制基調となり、大変厳しい状況が続いた。しかし、クラウドやモバイル活用、ソーシャルネットワークなど、新興ビジネス分野も活発な動きを見せ、業界全体に新陳代謝が起こりつつある。このような中、シーイーシーはお客様の経営に高い価値をもたらす提案と、豊かな社会の実現に向けてチャレンジを続けていく。

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