国内IT市場は2016年まで年平均1%成長の見込み――IDC調べ

IDC Japanは、国内IT市場と通信サービスを加えたICT市場の見通しを発表した。

» 2013年01月31日 13時43分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは1月31日、2012年第3四半期の実績および2012年〜2016年の国内製品別IT市場の最新予測を発表した。2012年の国内IT市場規模は、前年比4.1%増の13兆7962億円、IT市場に通信サービス市場を加えた国内ICT市場は同1.8%増の25兆1192億円だったとしている。

 2012年のIT市場を製品別でみると、ハードウェアは6.2%増の6兆4657億円、ITサービスは1.6%増の4兆9229億円、パッケージソフトウェアは4.0%増の2兆4075億円だった。東日本大震災やタイ洪水で落ち込んだ2011年の反動やスマートデバイス普及とそれに伴う通信事業者のインフラ強化、企業や官公庁での事業継続計画/災害復旧の強化、企業のサプライチェーンマネジメントの、企業や官公庁の標的型攻撃に対するセキュリティ強化、企業のグローバル展開に伴うシステム需要やクラウド構築などが背景にあるという。

 2011年〜2016年の年間平均成長率は、IT市場では1.0%、ICT市場では0.2%との予想で、2016年の市場規模はIT市場で13兆9293億円、ICT市場で24兆9316億円を見込む。

国内製品別IT市場実績と予測:2011年〜2016年

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