国内通信事業者のソリューション/マネージドサービス市場は年率4.9%で拡大し、2017年に1兆2518億円規模になるとIDC Japanが予測。
IT調査会社のIDC Japanは2月12日、国内通信事業者が提供するソリューション/マネージドサービス市場に関する調査結果を発表した。2012年の市場規模は、前年比7.2%増の9858億円だった。同市場は2012〜2017年に年率4.9%で拡大し、2017年には1兆2518億円規模になると予測している。
2012年の同市場の内訳は、インターネットデータセンター(iDC)サービスが4697億円、セキュリティサービスが3200億円、ネットワーク運用保守サービスが999億円、SIソリューションサービスが962億円だった。特に、iDCサービス市場では前年比10.9%増の高成長を記録したという。
今後もクラウドやスマートデバイスの普及に伴い、iDCサービスが同市場全体をけん引するとみる。個人向けではiDC経由で提供されるクラウドアプリケーションの利用が拡大するほか、企業でも社内システムとクラウドを連携させる「ハイブリッドクラウド」の利用が増えると予測。また、BCP(事業継続計画)/ディザスタリカバリ対策を目的とするデータセンター利用も継続的に拡大すると見込んでいる。
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