Android 4.1の「Google Now」がアップデート Gmailとも連係

Googleのパーソナルアシスタント機能「Google Now」がアップデートされ、日本でも位置情報や検索履歴を反映したカードが“ユーザーが必要とするタイミングで自動的に”表示されるようになった。

» 2013年02月14日 08時40分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは2月14日(現地時間)、Android 4.1(Jelly Bean)以降のGoogle検索アプリをアップデートし、パーソナルアシスタント機能「Google Now」を強化したと発表した。

 Google Nowは、ユーサーが1つのGoogleアカウントで利用したGoogle Calendar、Google検索やGoogle Mapsでの検索履歴、Webブラウザでのナビゲーション履歴、位置情報などの個人データに基づいて、“ユーザーが必要とする情報を必要なタイミングで自動的に”表示するパーソナルアシスタント機能。Android端末のGoogle検索を開くと、検索枠の下にカード状のお知らせが表示される。不要になったカードは左右スワイプで削除できる。

 now Google Nowの画面。ユーザーの位置情報や検索履歴で表示されるカードは異なる

 今回のアップデートで、米国では映画レビューサイトRotten Tomatoes、オンラインチケット販売のFandango、不動産サイトのZillowと提携し、新着映画情報やイベント情報、不動産情報が表示されるようになった。例えばGoogle検索で映画のタイトルを検索すると、Google Nowでその映画の詳細カードと、ユーザーの最寄りの映画館で使える映画のチケットをFandangoで購入できるカードが表示される。

 now 2

 また、Googleが提携する企業からユーザーのGmailに確認メッセージが届くと、それもGoogle Nowに「Gmailカード」として表示されるようになった。例えばオンラインショップで購入した製品の発送通知が来ると、Google Nowに表示される。

 日本でも、表示されるカードが増えた。従来のお天気カードや株価情報に加え、Googleカレンダーで予定をGmailに通知するよう設定した場合にGoogle Nowのカードでも予定が表示されるようになり、通勤前や地域情報検索後に交通状況のカードが表示されるようになった。

 その他、表示されるカードについてはGoogleのヘルプページを参照されたい(ただし、日本では利用できないものも含まれている)。

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