NEC、マルチレイヤスイッチ向けにIPsec通信カードをリリース

最大2万8000対地までの暗号化通信経路を拡張できるモジュールカードとファームウェアを発売した。

» 2013年02月18日 13時03分 公開
[ITmedia]
サービスモジュールカード

 NECは2月18日、マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE IP8800シリーズ」向けとなるIPsec通信用の「サービスモジュールカード」と「サービスモジュール用ファームウェア(IPsec)」を発売した。希望小売価格は両製品で1150万円(税別)となる。

 サービスモジュールカードは装置1台あたり7枚まで実装でき、暗号化通信経路を最大2万8000対地まで拡張できる。認証アルゴリズムには「SHA-2」をサポートしている。また、スイッチ本体の制御部と独立したパケット処理部を搭載しており、スイッチの処理性能に影響を与えることなく暗号化処理などを行う。メモリエラーに対してリアルタイムでエラー訂正を行う機能も搭載している。

 「IP8800/S6700」や「IP8800/S6600」をVPNのセンター装置とすることで、装置あたり最大2万8000対地の暗号化通信経路におけるトラッキングやQoSを同時に動作できるようにするという。

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