新センター開設でアジア太平洋における小売事業を強化 NEC

NECは、APACの統括会社に「Regional Retail Business Support Center」を設置すると発表した。

» 2013年03月04日 11時58分 公開
[ITmedia]

 NECは3月4日、小売業向けソリューション事業を強化するため、アジア太平洋地域(APAC)の統括会社でシンガポールに拠点を置くNECアジアパシフィックにRegional Retail Business Support Center(RBSC)を今年5月に設置すると発表した。

 NECはこれまで小売店舗での売り上げ、発注、棚卸し、検品業務から本部での店舗管理、商品管理までを網羅するPOSシステム、ハンディターミナルシステム、店舗バックオフィスシステム、本部システムをトータルソリューションとして提供してきた。これらのソリューションをグローバル向けに標準化し、マレーシア、インドネシア、タイなどNECのAPAC地域の各現地法人と連携しながらコンビニエンスストアやドラッグストアなどに対して提案していく。

 また、RBSCや各現地法人の小売業向けソリューションに関する営業力、技術力の継続的強化のため、Global Training Curriculum(GTC)を開始した。GTCは、新規顧客アプローチ手法、販売チャネル管理、店舗・本部システム導入方法、製品概要など、営業、SE、保守要員に必要なスキルやノウハウを体系化したトレーニングコースを提供する。

 NECは、2017年度にAPAC地域の小売業向けソリューション事業で200億円の売り上げを目指す。

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