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» 2013年03月22日 12時51分 UPDATE

カンファレンスでの“セクハラ”発言者の画像をツイートで公開した女性がクビに

Pyconの会場で他の参加者の下品な冗談を不快に感じた女性開発者が、その冗談を批難するツイートを写真付きで投稿したことで、両者ともそれぞれの会社を解雇された。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 Pythonコミュニティーの年次カンファレンスPyconのある講演中にある聴講者が友人に“セクハラ”的な冗談を言ったことが思わぬ結果を招いた。この聴講者が会社を解雇されただけでなく、この冗談について抗議した女性開発者もまた会社を解雇された。

 事の始まりは、3月17日の講演会場で、米SendGridの開発者であるアドリア・リチャーズ氏が、斜め後ろに座っている開発者らが交わした冗談がセクハラだと感じたことだった。不快に感じた同氏は、面と向かって注意するのではなく、彼らの写真付きで「レポのフォーキングやドングルについて下品なことを言うのはクールじゃない」というツイートを投稿した。リチャーズ氏は自身のブログで事の顛末を詳細に説明している。

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 この投稿を見たPyconの主催者がすぐにリチャーズ氏に対応し、参加者ガイドラインに反したとして発言者に注意した。この発言者はすぐに非を認め、謝罪したという。

 ところが19日、この発言者だというmr-hankと名乗る開発者がHacker Newsのコミュニティーで、会社を解雇されたことを明らかにした。リチャーズ氏が公開した写真が原因だという。リチャーズ氏は業界の有名人であり、影響力が強いとmr-hankは指摘する(リチャーズ氏のTwitterアカウントのプロフィールによると、同氏はTED 2013に出席している)。

 さらに21日になって、リチャーズ氏が勤める米SendGridが、リチャーズ氏を解雇したと発表した。同氏が不適当行動を報告したことは支持するが、その報告の仕方(本人に無断で個人を特定できる写真を公開ツイートしたこと)に問題があったとしている。

 同氏はSendGridの開発者エバンジェリストだったが、今回の騒動で、もはやエバンジェリストとしての役割を果たせなくなったと同社は説明している。

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