第一生命は顧客対応の向上やコスト削減などを目的に、保険金・給付金支払査定ワークフローシステムを刷新した。新システムにはマイクロソフト製品が全面的に用いられている。
第一生命保険は、顧客対応の向上やコスト削減などを目的に、保険金・給付金支払査定ワークフローシステムを刷新した。システム開発を支援した日本マイクロソフトが3月28日に発表した。
新システムはマイクロソフト製品を全面的に使って構築されている。サーバOSと仮想化ツールに「Microsoft Windows Server 2008 R2」および「Hyper-V」を採用したほか、保険金・給付金の支払いデータを格納するデータベースには「Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise Edition」を採用。外部システムとの接続管理には「Microsoft BizTalk Server 2010」を採用し、開発ツールは「Microsoft Visual Studio 2010」を採用している。
2011年4月に要件定義に着手し、外部設計、コーディング、テストを実施。2012年11月に本稼働をスタートした。従前のシステムと比較して処理スピードが向上したほか、処理プロセスの可視化機能などを通じ、顧客への保険金・給付金の支払いの迅速化/正確化を実現したという。
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