ユニキャリアが統合新会社の情報基盤としてOffice 365を採用導入事例

ユニキャリアがTCM、日産フォークリフトとの事業統合によって発足した統合新会社の情報基盤にマイクロソフトのOffice 365を採用。情報共有による新たな企業文化の浸透を目指す。

» 2013年04月01日 15時22分 公開
[ITmedia]

 フォークリフトを中心とした建機メーカーのユニキャリアが、TCM、日産フォークリフトとの事業統合に伴い発足した統合新会社の情報基盤にOffice 365を採用した。日本マイクロソフトが4月1日、発表した。

 ユニキャリアは、4月1日からTCM、日産フォークリフトの2社を完全統合した。統合による新しい経営の早期浸透や新たな企業文化の創造、激変しているマーケットでの競争力の源泉となる社員が力を発揮できる環境の整備を目的として、情報共有基盤の刷新を進めた。まずは国内とアジア地域を対象とする約3000人がOffice 365の活用を開始し、今後1年以内に全世界へと展開して約5000人に上る社員の情報共有基盤を統合する予定だ。

 ユニキャリアでは、クラウドサービスの採用を前提に、複数のソリューションを比較検討した結果、Office 365の採用に至った。採用の決め手となったのは、「クラウド化による長期的なコスト削減が可能なこと」、「ユーザーにとっての使いやすさや、Officeファミリーとの親和性の高さ」、「多岐にわたる機能のシームレスな統合による生産性の高さ」の3点だったとしている。

 Office 365が提供する機能のうち、メール、スケジュール管理/共有、ポータル、ドキュメント共有、インスタント メッセージング、オンライン会議、スケジュールと連動したプレゼンスなどの機能が使われ始めている。ドキュメント共有では車輌カタログや設計情報、受発注データなどを共有し、ポータルでは社長から全社に対するメッセージ発信やマネージメント関連情報の共有等が予定されているという。こうした情報共有によって新たな企業文化の浸透を促進していく計画だという。

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