手数料や報酬の複雑な管理を効率化、日本IBMが計算ソフトを発売

「IBM Cognos Incentive Compensation Management V8.0」は、営業報酬や代理店手数料の計算と管理を自動化する。

[ITmedia]

　日本IBMは4月8日、営業報酬や代理店手数料などの複雑な計算を自動化するソフトウェア「IBM Cognos Incentive Compensation Management V8.0」を発売した。米IBMが2012年に買収したVaricent Softwareのソフトウェア最新版となる。

　IBM Cognos Incentive Compensation Management V8.0は、複雑な報酬計算を処理する計算エンジンを実装し、営業報酬や代理店手数料の計算および管理を自動化する。基幹システムから売上データなどを取得し、入力された計算式に従って営業報酬や代理店手数料を自動計算する。

　経営層や人事、経理、営業部門のユーザーは、プログラミング知識を必要とせずに、GUI画面から条件や数値を入力するだけで、営業報酬や代理店手数料の計算式を入力できる。また、自動管理と報告資料作成の機能により、営業報酬や代理店手数料における透明性や公平性を高め、監査対応やコンプライアンス順守も支援する。同ソフトウェアの主な特徴は、インセンティブ・報酬制度管理、テリトリー管理、売上目標管理、販売チャネル管理――の4つとしている。

　価格は、支払先対象が500人の場合で約5000万円。同社および同社ビジネスパートナーから提供される。オンプレミス版に加えてクラウドにも対応するという。