Google、死後のアカウントを管理できる機能を米国でスタート

Googleのアカウント設定に、アカウントに一定期間アクセスがない場合、データを削除したり、指定した連絡先に連絡するようあらかじめ設定する項目が追加された(日本ではまだ利用できない)。

» 2013年04月12日 08時51分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは4月11日(現地時間)、ユーザーが自分の死後にアカウントのデータをどうするかをあらかじめ決められる機能「Inactive Account Manager」をアカウントの設定に追加したと発表した(本稿執筆現在、日本ではまだ利用できない)。

 ユーザーはこの機能で、自分のアカウントへのアクセスが一定期間(3カ月、6カ月、9カ月、12カ月から選べる)なかった場合、Googleがそのアカウントにどう対処するかを指定できる。

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 例えば、Gmailのメールなど、Googleの各種サービスで保存されたすべてのデータを自動的に削除できる。あるいは、あらかじめ選んでおいた信頼できる連絡先10人までに本人がアカウントにアクセスしなくなったことを通知したり、データの一部あるいはすべてを送ることも可能だ。対象となるのは、+1、Blogger、連絡先、Google+のサークル、Googleドライブ、Gmail、Google+、Picasa Web Albums、Google Voice、YouTubeのデータ。

 事故予防のため、Googleは自動作業開始の前にユーザーが登録した携帯電話番号へのテキストメッセージと予備メールアドレスへのメールで通知する。

 米Facebookと米Twitterは、ユーザーが亡くなった場合のポリシーを決めているが、いずれも残された関係者がアクションを起こす必要がある。

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